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アニメ第2部
第12話 やまたのおろち
原作『やまたのおろち』
登場妖怪:呼子
やまたのおろちの伝説を小耳にはさんだねずみ男は、見せ物にしようとやまたのおろちを探しに、とある山奥まで出かけていきます。
そこで出会ったのは、やまたのおろちではなく、呼子という妖怪でした。呼子は足が木の根っことつながっているため、その場を動くことができません。
「こんな所までくるなんて大したヤツだ。褒美にこれをあげようかな」
呼子はそう言うと、ねずみ男に特大のダイヤモンドを見せます。思わず触れてしまったねずみ男は、ダイヤの中に吸い込まれ、そこでやまたのおろちに襲われます。
呼子と体を入れ替えることを条件に助けられたねずみ男が、今度は呼子になってしまいました。呼子は、こうして何百年もの間、体を入れ替えては生き延びてきたのでした。
結局、ダイヤの中のやまたのおろちは鬼太郎に退治され、ねずみ男も元に戻ることができます。
この話を原作で読んだとき、水木せんせいのアイデアに唸らせられました。原作ではハッピーエンドとはいかず、入れ替えられた子供が、山びこを返すシーンで終わりますが、アニメではハッピーエンドです。さすがにねずみ男のバッドエンドは……、ないですよね。
呼子