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夜叉対ドラキュラ四世
第2話 夜叉対ドラキュラ四世
原作:『あう時はいつも死人』
登場妖怪:夜叉
目玉おやじと2人で暮らし始めた鬼太郎でしたが、家賃は滞納し、公共料金も払えません。鬼太郎たちは家を追い出され、野宿する羽目になります。
お金がないと生きられないことを知った鬼太郎は、ちゃんちゃんこを質に入れようとしますが、目玉おやじに止められます。そこに、話を聞いていたねずみ男が現れ、ちゃんちゃんこを譲ってくれと頼みます。目玉おやじが断ると、ねずみ男はおとなしく引き下がります。
その夜、鬼太郎は夜叉に連れさられてしまいます。一方、ねずみ男は、大金をもらってドラキュラヨ四世の秘書をやっていました。人間の血を吸うため、ねずみ男とドラキュラ四世は町へ降りることにします。
ねずみ男が宿を取ると、そこには夜叉に操られた鬼太郎がいました。その宿は、夜叉が人間たちを食べるために建てた宿だったのです。そこに、水木青年が勤めていた病院の社長も一泊の宿を求めてやってきます。
その夜、社長の血を吸おうとしたドラキュラ四世と、夜叉の間で争いが始まります。
一命を取り留めた社長は、夜叉に捕まっていた鬼太郎の魂を開放してやります。そして、鬼太郎が幽霊族と知ります。
社長は、幽霊病院と叩かれる自社を守るため、鬼太郎を警察に突き出して名誉回復をはかろうとします。
一方、夜叉とドラキュラの対決は、一進一退のすえ共倒れとなります。ねずみ男が2人の墓を作ってやると、その墓から一本の木の芽が生えてきます。
鬼太郎を連れた社長は、道中で事故に遭い地獄へ送られます。そこで、水木青年と再会します。
鬼太郎を見つけた水木は、自分を現世へ戻すように鬼太郎に詰め寄ります。鬼太郎は不気味に笑うだけでしたが、恩を感じていた目玉おやじは、水木を現世へ帰すことにするのでした。
原作をコンパクトにまとめた感じです。
ここでも、鬼太郎はまだ人間らしくありません。ただ、人間界ではお金が必要であることを知ります。また、金に汚く小賢しいねずみ男、水木青年を現世に帰してあげる目玉おやじを見て、徐々に人間のことを学習していくのです。