
鬼太郎地獄編

ねずみ男が見つけた不思議な石枕で眠った鬼太郎たちは、
地上と地獄の狭間にあるねずみ男の故郷にたどりつく。
そこには、ねずみ男の父さん母さんがいて、それを見た鬼太郎が
死んだ母に会いたいと言い出す。
というわけで、鬼太郎一行は、鬼太郎の母を捜しに地獄の旅に出る。
鬼太郎たちが、地獄の妖怪を相手に闘う活劇なんですが、いかんせん、
その理由が鬼太郎のわがままに映ってしまって、
感情移入はしにくいです。
だって、地獄のヤツらが母を殺したっていうならわかるけど、
そうじゃないので、勝手に地獄にやってきて地獄をかき乱してるように
しか見えないです。
ヤモリビトpoints!

「ねずみ男が石枕で自分の故郷に戻ってきたシーン。
「いま思い出にひたってんだ」というねずみ男に、鬼太郎は意外な感じで
「何か思い出でも……」と聞く。
そりゃあそうだ。「思い出にひたってんだ」と言われりゃ、あのねずみ男に
どんな思い出があったのか気になりますよね。
ところが、その返答が「残念ながら何も思い出せねえ」だから、
まるでコントです。
鬼太郎とねずみ男のかけあいは、今に始まったことではないんですが、
とても楽しい気分にさせてくれます。
初版:1987年9月17日
出版社: 講談社
